ネーム印の注意点

ネーム印のデメリットは捺印できない文書があることです。たとえば役所関係の書類はほとんどネーム印では受け付けてもらえません。銀行口座を開設するための印鑑や保険・住宅・自動車など様々な契約書でもネーム印は使えませんし、使うのは危険です。

なぜかというとネーム印がゴムでできていることとインクを使っていることにその理由があります。ゴムということは力がかかると変形してしまいます。そうすると捺印した時の力の入れ具合によって印影が変わってしまいます。また耐久性にも劣りますので、経年劣化で印影が変わってきてしまいます。

インクも紫外線などの影響で年数が経つと印字が薄くなってしまいます。特にインク浸透タイプの場合はインクが滲み出してくるという構造上、文字の縁の線がはっきりと出ません。印影が違ったり見えなくなるほど薄くなるということはその書類の効力が弱くなるということです。最悪の場合、契約外のことを要求されるということもありえます。

重要な書類や長期間の保存が必要な書類については象牙や牛角といった耐久性に優れた材質で作られた印鑑で朱肉をつけて捺印することが絶対に必要です。ネーム印は手軽に使えることがメリットですが、婚姻届けや出生届などは手軽に考えるべき出来事ではありません。そういうTPOを考えてネーム印と印鑑を使い分けましょう。